水谷隼&吉村真晴の本音トーク Vol.2「5ゲームマッチでスタートダッシュをかける。そこで大切なのは絶対に凡ミスをしないこと」

水谷、吉村は口を揃えた。「日本代表全体に危機感を感じてます」。どっか、おかしいぞ、日本の卓球
卓球王国PLUS独占記事

Text by
今野昇Noboru Konno
海外の選手に「日本選手の対策はひとつやっておけば、他の選手も大丈夫」と言われる
2016年リオ五輪の団体メダリスト同士。水谷隼と吉村真晴の初の対談(卓球王国2025年2月号・3月号)で、二人が口を揃えたのは、「今の日本の卓球に危機感を持っている」「なんかおかしくないか」という言葉だった。卓球王国の誌面の特集でテーマはレシーブだった。
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●ー傾向として、日本選手の卓球はパターン化している。最近、みんな同じに見えてくる。
吉村 最近の日本選手はみんなそうですね。
水谷 強い選手がフォア側からYG出すとみんなそうなる。おそらく張本がやりだしたらみんなが一斉にやるんですよ。
吉村 日本選手は卓球がみんな似ていて、みんな同じスタイルになってしまう。海外の選手に「日本選手の対策はひとつやっておけば、他の選手も大丈夫」と言われて、たしかにそうだなと思いました。