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パラアスリートが作った卓球場「フォース卓球アカデミー」in 大分

パラアスリートが作った卓球場「フォース卓球アカデミー」in 大分

卓球王国2026年3月号掲載

 大分県大分市にある「フォース卓球アカデミー」は、2012年ロンドンパラリンピック日本代表にして、全日本パラ選手権で13度の優勝を誇るアスリート・板井淳記(いたい・じゅんき)が立ち上げた卓球場だ。自身も2028年のロスパラリンピック出場を目指しながら、障がい者・健常者の双方をコーチし、さらには事業拡大にも思いを馳せる板井と、その熱意に惹かれて集った人々の声を聞いた。

Text by

小川勇気Yuki Ogawa

フォース卓球アカデミー代表・板井淳記の歩み

 板井は1986年に大分市で生まれた。先天性の四肢麻痺がある彼が卓球を始めたのは、中学1年の頃。小学校時代からの親友に誘われて、中学の卓球部に入ったのが最初だ。近隣のクラブチーム「無限塾」にも通って腕を磨き、高校でも競技を続けたが、「健常者の中で勝つのは難しい」と感じる日々だった。

 転機は、高校3年の時に初めて参加した全国障害者スポーツ大会で優勝したこと。これをきっかけにパラ卓球の世界を知った板井は、卓球の強い先輩がいた日本文理大に進学し、本格的にパラのトップアスリートを目指すようになった。大学2年の05年からは国際大会への参戦も開始し、同年の日本障害者選手権(現在の全日本パラ選手権(肢体の部))クラス6で初優勝。同大会では25年までに13回頂点に立っている。

2025年全日本パラ選手権(肢体の部)クラス6で優勝を飾った板井。通算13度目の頂点だった

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