卓球王国PLUS独占記事「今野の眼」

Text by
今野昇Noboru Konno
組み合わせが「密室」で決められないように、公開抽選にすべき
卓球という対人競技には、対戦相手との「相性」がつきまとう。たとえばカットマンであれば、カット打ちが大得意な選手と初戦で当たれば早々に敗退するかもしれないし、逆であればスルスルと上位に進むこともある。
絶対的な実力を持ち、どこに入っても優勝するという選手や、逆に上位進出は端から難しいという選手にとって、組み合わせはさほど気にならないかもしれない。しかし、大部分の選手やチームにとって、組み合わせは上位進出や代表権獲得の成否を分ける死活問題だ。大げさに言えば、その子の将来さえ左右しかねない。これが、採点競技や記録競技ではない、対人競技としての卓球の難しさである。
もし日程に余裕があれば、予選の最終段階で上位8名や16名によるリーグ戦を行えば、公平性は保たれ不満も解消されるだろう。しかし、現実にはタイトな大会スケジュールが常であり、一発勝負のノックアウト方式(トーナメント制)を採用せざるを得ない。結果、組み合わせが勝敗の行方を大きく左右することになる。
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