呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
森薗政崇
「ぶち上げるのは誰でもできるので、
持続可能なチームを数年間かけて作りたい」
卓球王国2023年11月号に掲載
Tリーグの選手でありながら監督を兼任。
「静岡ジェード」の立ち上げの時には中心メンバーとして動き、
チーム結成後には営業でした。
そしてコーチアカデミーを受講しながら指導者の知識を得ようとする。
森薗政崇は5足のワラジをきながら卓球界を疾走する。
interview by
今野昇Noboru Konno
Tリーグの新チームの主力選手でありながら、監督を務め、「静岡ジェード」創設と運営で中心として動いた森薗政崇。8月の6試合で単複で9勝3敗(ダブルス6勝0敗)という成績をあげ、チームも3位につけている。マルチに動きながらチームをする男の情熱に耳を傾けてみた。
失敗するのは恥ずかしいことではなく、何度も失敗を繰り返すことのほうが恥ずかしい
●Tリーグの静岡ジェードを創設し、試合では選手と監督の兼任ですね。
森薗政崇(以下森薗) 自分が選手としてやってきたことの延長なのでそれほど大変ではない。ぼくは社会人1年目から誰もコーチを付けずにやってきた。指導者も常に世界のトレンドを見て勉強し続けなきゃいけないけど、国内では数人しかいないし、その人たちは母体を持っていたり、役職にいている方なので、自分のコーチをやってもらえなかった。今はぼく自身、コーチングの勉強をしながら、監督業は楽しくやっています。