呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
日本のコーチは無法地帯!? コーチライセンスは導入すべきだ
卓球界の将来のための「コーチライセンス制度」。コーチを育て、子どもたちを育て、愛好者を増やすために
卓球王国2023年11月号掲載「クローズアップ」
日本のコーチは無法地帯!? コーチライセンスは導入すべきだ卓球界の将来のための「コーチライセンス制度」。
コーチを育て、子どもたちを育て、愛好者を増やすために小学生、中学校の部活動、レディースやTリーグに至るまで、卓球の世界ではコーチの存在はなくてはならない。
しかし、コーチ教育のシステムがないために、日本は「コーチの無法地帯」である。日本はコーチ資格制度を整備すべきではないだろうか。
Text by
今野昇Noboru Konno
30年前から叫ばれていたコーチライセンス制度の必要性。なぜ日本卓球協会は積極的に動かなかったのだろう
この原稿を書いたら、「コーチライセンスなんて意味がない」「自由に教えて何が悪い」という反論を受けるだろう。
だが、あえて言いたい。日本卓球協会は独自のコーチライセンス制度を整備すべきだ。それは子どもたちのために、そして将来の日本卓球界のために。
今の日本の卓球界では「私は卓球のコーチです」と言えば、誰でも卓球を教えることができる。教え方の上手い下手、説明のうまさ、もしくはその人の実績によって人気が出たり、認められたりする。