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全日本社会人チャンピオン 三村優果「団体戦に出られない人も強いんやぞっていうのを見せたいと強く思った」

卓球王国2024年2月号「チャンピオンインタビュー」より

2023年10月下旬に行われた全日本社会人で、三度のフルゲームを制してシングルスでは初となる全国タイトルを手にした三村優果。サンリツに入社後は思うような成績が残せず、苦しんだ時期もあったが、ひたむきな努力が社会人6年目にようやく実を結んだ。

interview by

永尾垣En Nagao

23年の全日本社会人で優勝した三村優果(サンリツ)

無理だと思いつつ、
昨年のベスト8よりひとつ上を
目指したいという思いがありました

●─全日本社会人優勝、おめでとうございます。少し時間が経ちましたが、優勝した感想を聞かせてください。

三村優果(以下・三村) 「優勝しちゃった!」っていう感じで、素直にすごくうれしかったです。

●─やっぱり優勝した後は反響も大きかったですか?

三村 連絡がすごかったですね。インスタグラムでもLINEでも。私が優勝して、「おめでとう」って言ってくれる人が周りにたくさんいたことを知って、とてもうれしかったですね。

 家族もとても喜んでくれて、父はウイニングボールを飾るケースまで買ったと言っていました(笑)。

●─今回の全日本社会人での大会前の目標はベスト4だと聞いていました。

三村 無理だと思いつつ、昨年のベスト8よりひとつ上を目指したいという思いがありました。でも自信はなかったので、「ベスト4に行く」というよりは「一戦一戦」という感じで、先は全く見えていませんでした。だから、そこまで対戦相手の対策はできていなくて、「この人に当たるんだったら、こうしたほうが良いよね」みたいな情報交換だったり、サンリツのみんなが日本リーグなどで対戦相手と試合をしていたら、そのアドバイスを取り入れたりして戦ったという感じですね。

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