呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
選手と関係者の費用と日数の負担増。2025年全日本分離開催は「大丈夫?」
卓球王国2024年3月号掲載 「クローズアップ」より
全日本選手権、計10日感の大会の意味は?選手と関係者の費用と日数の負担増
1年後の全日本選手権が分離開催されることが日本卓球協会の理事会で報告された。
実際に現場の選手や指導者にヒアリングが行われたのだろうか。
1年前の同大会でアンケート実施もできたはずだ。現場からは疑問の声と悲鳴があがっている。
Text by
今野 昇Noboru Konno
10日間の大会、2週間近くの拘束を受け入れられる学校関係者、会社関係者はいるのだろうか
さて、今号の発売はまさに2024年全日本選手権大会の直前だ。
1年後の2025年の全日本選手権から2年間、トライアルでシングルス・ジュニアとダブルスで分離開催されることが12月の日本卓球協会の理事会でメディアに対して公表された。
日程の最終決定はまだだが、1月21日(火)から26日(日)まで男女シングルスと男女ジュニアの4種目で東京体育館で行われ、3日間あけて29日(木)から2月2日(日)の4日間がダブルスの3種目が愛知県で開催されると想定され、計10日間の大会となる見込みだ。
日本卓球協会は昨年度から全日本選手権の分離開催を計画し、ジュニアを切り離すのか、ダブルスを切り離すのか、もしくは全体を縮小するのかという議論を重ね、出した結論はダブルスの3種目を切り離す決定だった。