呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【セカンドキャリア】照井萌美 「いくらでもリスタートを切れる。失敗してもやり直せばいい。今はそう思えます」
[全日本ジュニアチャンピオン・全日本学生チャンピオン]
2024年3月号「セカンドキャリア。選手たちのその後」より vol.4
全日本カデット、ジュニア、ダブルス、そして全日本学生選手権で優勝するなど、選手として十分な実績を持ちながら、大学で選手生活を終え、一般企業に入社した照井萌美。
彼女は卓球から何を学び、そしてその後の人生をどのように歩んでいるのだろう。
Text by
今野 昇Noboru Konno
[てるい・もえみ ]
1988年12月17日生まれ、 神奈川県出身。兵庫県のその田卓研で卓球を始め、仙台育英学園秀光中等教育学校へ進み、全日本カデット優勝、2005年全日本ジュニア優勝、インターハイでは学校対抗とダブルス優勝。早稲田大に進み、07年全日本でダブルス優勝、シングルス3位、09年全日本学生シングルス・ダブルスで優勝。11年サントリーに入社、現在、酒類の営業推進に携わる。14年12月に森田侑樹(シチズン)と結婚、現姓・森田
この業務をやるのは自分だけど、チームとして進めていくのが会社だから、個人競技の卓球と共通していますね
インターハイ団体優勝、全日本選手権ジュニア、ダブルス優勝、全日本学生チャンピオンと好成績を重ねた照井萌美は、大学で選手生活を終えることを決断。卓球一色だった人生において卓球に頼らない初めての挑戦。そして就職活動の末にサントリーに入社した。
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