水谷隼&吉村真晴の本音トーク Vol.2「無理に攻めたら、それに合うリターンがないと意味がない」

負けた時の態度が大切。
なぜ選手は落ち込むのか
卓球のメンタルって「なんやねん」
卓球王国2023年12月号掲載
Text by
岡澤祥訓Yoshinori Okazawa
負けても落ち込まないで、次の選手を応援できるような選手になろう
今月号では編集部から、「負けた時にどういう態度をとるべきか」というテーマをいただきました。同時に、夏の甲子園の決勝で慶応高校に敗れた仙台育英高校野球部の須江航監督の言葉を引用させていただきました。
「〝グッドルーザー(良き敗者)であれ〟と。県大会の初戦の前日に(選手たちに)言いました。どこで負けるかわからないから、負けた時に全力で相手に拍手を送ってほしいと。(選手たちが)誇らしかった。これが伝統になって、いつか真の王者になれる日が来たらいいなと思う」
「人生は勝てることなんてほとんどなくて、だいたい負けです。野球を続ける子も続けない子も、それぞれの人生が続いていきます。この負けを敗者復活戦のエネルギーにして、人生に臨んでほしい」(仙台育英高・須江監督)*テレビ放映でのコメントより
負けた時の態度と行動はチーム戦においても、ひとりのアスリートとしてもとても大切です。