呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
The Final 全日本卓球2024 男子シングルス準々決勝、準決勝 張本智和「ひらめきのロングサービス」
卓球王国2024年4月号掲載
「負けたら負けたで次の大会で頑張ればいい」と自分にプレッシャーをかけすぎないようにしていた
パリ五輪に向けて世界ランキングを上げるために、中東のカタールで行われたWTT3大会に出場した張本。1カ月ほど滞在したカタールから帰国したのは1月21日。翌日から全日本が始まった。 「疲労はそれほどなかったけれど、2日ほどうまく寝付けなかった」(張本)。全日本のための調整は難しかったが、それでも張本の中には、「決勝までは進むことができる」という自信があった。だからこそ、迷うことなくWTTに参戦することができた。 今大会はシングルスとダブルスの試合を同日に行わないスケジュールになっていたため、張本の初戦は25日13時からの男子ダブルス4回戦。森薗政崇(BOBSON)と組んで前年に優勝し、2連覇がかかっていた。この日は男子ダブルスの3試合を戦った。