呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
羽佳純子「やるべきことがハッキリすれば、緊張も自然とほぐれていく」
試合を変える「1分間」のアドバイス
卓球王国2023年6月号掲載
中国代表、日本代表として世界で活躍し、 現在は日本で小・中学生を指導する羽佳純子。 ベンチでのアドバイスのベースにあるのは中国時代の経験だ。 「最初は具体的に戦術を伝えた方が良い」と語る理由とは?
中国では、日本のように小学生の頃からたくさん試合があるわけではなく、私も本格的に試合に出場するようになったのは13〜15歳の頃。当時、試合ではコーチから具体的に戦術を伝えられることが多かったですね。たとえば、「大事な場面ではここにサービスを出して、3球目で狙いなさい」や「ツッツキをここに送った時、相手はこういう反応をしている」、「回り込んで打った時はクロスにボールが集まる」というように、相手のプレーの傾向も踏まえた内容でした。