呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
The Final 全日本卓球2024 男子3位 吉村真晴・篠塚大登 「託す男と受け継ぐ若者」
卓球王国2024年4月号掲載
勝ち切った左腕の大いなる価値(篠塚大登)
男子シングルス3位には、20歳の篠塚大登と30歳の吉村真晴(TEAM MAHARU)のふたりが入った。 篠塚はパリ五輪代表内定の選考ポイントで張本智和、戸上隼輔に次ぐ3番目のポジションを獲得。団体戦3人目の枠は選考ポイント3位の篠塚と、昨秋から世界ランキングを急上昇させている16歳の松島輝空(木下アカデミー)のふたりによって争われると見られていた。 一方の吉村は、水谷隼、丹羽孝希とともに2016年リオデジャネイロ五輪の団体戦に3人目として出場し、男子日本初となる五輪団体での銀メダル獲得に貢献した。 五輪を目指す若者と、五輪で結果を残しても再び世界の頂を目指したベテラン。両雄の今大会の戦いを振り返る。