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Tリーグを語ろうか。この6年間、Tリーグの魅力は増したのか!?

Tリーグの未来。リーグがもたらす強化・普及とは?

卓球王国2024年6月号掲載

Tリーグは世界最高峰のリーグになり、このリーグが日本の卓球界を支える役割を果たしているのだろうか。Tリーグの各チームにファンが根付き、観客の年齢層も若くなっている一方で、マスコミが取り上げる回数が減り、スポンサー獲得への影響も出ている。
Tリーグの未来はどうなるのだろう。

Text by

今野昇Noboru Konno

2018年10月24日のTリーグの開幕戦。この日、両国国技館は熱気と興奮に包まれた

Tリーグ開幕戦を前に駅のホームに卓球台を置いてのプロモーション

2018年にスタートしたTリーグ。6年前の熱気は今でもあるのか!?

 今から6年前の2018年の春、Tリーグという大きな井戸を掘った松下浩二(前チェアマン)は苦しんでいた。途中から多くの関係者の協力があったとしても、客観的に見れば、Tリーグはほとんど彼ひとりのアイデアと実行力による「松下のリーグ」だった。

 そこには計り知れない功績もあれば、失敗もあった。それをこの6年間という時間を通して検証することが、将来のリーグの発展につながるのかもしれない。

 リーグ創設に動き出す頃、彼から分厚い資料を渡された。そこには「卓球のプロリーグ構想」というタイトルが躍っていた。他の競技では、Jリーグ(サッカー)が成功を収め、Bリーグ(バスケットボール)がスタートしていた。松下は選手時代にスウェーデンリーグ、ドイツのブンデスリーガ、フランスリーグ、中国の超級リーグと各国のプロリーグを経験して、その運営や規模感を肌で感じていた男だった。

 「なぜ日本には卓球のプロリーグができないのか」

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