呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
[アーカイブインタビュー]早田ひな「自分の成長スピードには、自分が一番驚いています」
[卓球王国2023年8月号より]
Interview by
柳澤太朗Taro Yanagisawa
2023年世界卓球選手権ダーバン大会・女子シングルス準々決勝で、王芸迪(中国)に9回のマッチポイントを握られながら、あまりに劇的な勝利を収めた早田ひな。試合を重ねるごとに強さを増し、南アフリカの地で「開眼」した22歳の新境地を、女子シングルスの表彰式直後に語ってもらった。
いつかあの表彰台の一番上で
優勝カップを受け取ったり、
一番高いところからの景色を
眺めてみたいと思いました
●─先ほどの女子シングルスの表彰で、ついに表彰台に立ちました。今の気持ちはいかがですか?
早田ひな(以下・早田) 本当に端っこにいる感じだったんですけど、ひとつでも階段を上がれたことは、自分の卓球人生にとってひとつの節目になったかなと思います。
そして表彰台に立つには、やっぱり中国選手にひとり勝たないといけないんだなと。シングルスには中国選手が5人出てくるし、乗り越えたいひとつの壁でした。道のりとしてはすごく長かったですけど、自分がやってきたことが正しかったからこそ、この大舞台でも力を発揮して勝つことができて、表彰台に立つことができたと思います。
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