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いざ、パリへ 篠塚大登「感動を与えられる人」前編

卓球王国2024年7月号掲載

これまで個性的な左腕が多かった日本男子に登場した、死角のないオールラウンドプレーヤー。
涼しげなルックスの裏に隠した、動じない篠塚大登のメンタルが頼もしい。
焦ることなく、日々やれることをやり切る。
「団体戦男」は来るべきパリに備え、着々と技の精度を研ぎ澄ましている。

Interview by

柳澤太朗Taro Yanagisawa

しのづか・ひろと[愛知工業大学]
2003年12月23日生まれ、愛知県出身。5歳で卓球を始め、卓伸クラブで腕を磨き、全日本カブ準優勝、全日本ホープス3位。愛工大附属中に進学後、2年時に全日本カデット14歳以下優勝、愛工大名電高1年時にインターハイ準優勝などの実績を残す。23・24年全日本選手権3位、2024年世界卓球団体ベスト8。世界ランキング70位(5月7日発表時)。愛知工業大学在学

世界卓球のような大きな舞台で、
自分の中で良いパフォーマンスができたのは自信になりました。
ああいうパフォーマンスができれば、五輪でもメダルのチャンスは大きくなる。

 今年2月5日に発表された、パリ五輪・日本代表の候補予定選手。団体戦にのみ出場する、日本男子の3番手に選ばれたのは篠塚大登だった。
 本人はその吉報を、昼食に移動する車内で愛知工業大のチームメイトから聞いたという。「みんなが一緒に喜んでくれて、うれしかったですね」と語る20歳の青年は、インタビューでの言葉も常に「等身大」。過剰な自信も、ギラギラとした野心も見せることなく、穏やかに言葉を紡いでいく。
 愛工大名電高、そして在学中の愛知工業大では、インターハイやインカレの決勝でトップを任され、常に勝利で期待に応えてきた「不言実行」の男。
 団体戦で頼りになるのは、こういう男だ。 

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