ロゴ画像
卓球王国PLUS > 読み物+ > 八木克勝:コート狭しと駆け巡れ! 誰よりも卓球を楽しむ異質速攻の探求者
記事見出し画像

八木克勝:コート狭しと駆け巡れ! 誰よりも卓球を楽しむ異質速攻の探求者

卓球王国2021年3月号掲載(「東京パラ代表ファイル」に加筆)

生まれつき腕が短く、手首が動かせない八木は、それをカバーするフットワークと、自分だけの卓球を模索する人並み外れた探求心により、初となるパラリンピックへの切符を手にした。誰よりも卓球を楽しむ男は、コロナ禍でも止まることを知らない。

Text by

高部大幹Hiromoto Takabe

Photo by

浅野敬純Takazumi Asano

 

■八木克勝やぎ・かつよし)[琉球アスティーダ]
1990年6月17日生まれ、愛知県出身。中学から卓球を始める。全日本パラ選手権7回優勝。2017年パラ世界選手権団体3位。18年アジアパラ競技大会3位、パラ世界選手権ベスト8。19年アジアパラ選手権準優勝。東京パラリンピック・シングルスベスト16。右シェークフォア裏ソフト・バックアンチ・異質速攻型。所属:琉球アスティーダ。PTTクラス7・ランキング8位(2020年4月発表)→2位(2024年6月発表)

「やってみてダメならまた戻ればいい」 好きな卓球の道に挑戦

 「パラリンピックを目指したのも、ただ『楽しそうだな』と思った、その結果なんです。選手っぽくなくてすみませんね」。インタビューの最後に笑いながら語った八木克勝。しかし、「楽しいから」というシンプルな動機は、アスリートとして根幹となる部分ではないだろうか。パラ卓球という舞台の意味、そして自分自身の卓球について、人一倍深く考え、深く楽しむ探求者、それが八木というプレーヤーだ。初となるパラリンピック代表権を手にした八木の道筋を追っていこう。

卓球王国PLUS有料会員になると続きをお読みいただけます

卓球王国PLUS有料会員は月額440円(税込)。
登録すると「卓球王国PLUS」の記事をすべて閲覧できます。
退会はいつでも簡単にできます。