呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【スティガ/サイバーシェイプ カーボン CWT】1つのラケットで4種類の重量に。伝統あるスティガが生み出した常識を覆す1本
卓球グッズ2023
photographs by
江藤 義典 Yoshinori Eto
スティガの発明が止まらない。2021年12月、六角形ブレードの『サイバーシェイプ カーボン』の発売で卓球人の度肝を抜いたスティガが今春発売したのが、『サイバーシェイプ カーボン CWT』。『サイバーシェイプ カーボン』のグリップエンド部分に空洞を作り、そこに重量パーツをはめ込むことでラケットの重量を変えるという、全く新しい商品だ。
今までにない画期的なアイデア。CWTがもたらす効果とは?
選手の悩みを解決する、今までにない革新的アイデア
このラケットの発売を誰が予想できただろうか。
21年12月、従来の楕円形ではなく、六角形ブレードの『サイバーシェイプ カーボン』を発売し、卓球界に革命を起こしたスティガ。そんなスティガが、またもや卓球界を揺るがす商品をこの春に発売した。
それが、『サイバーシェイプ カーボン CWT』だ。
スティガには、グリップ内を空洞にして重心を先端に寄せることで、重量を抑えながらも威力を出す「WRB」グリップがあるが、今回用いられた「CWT(カスタムウェイトテクノロジー)」はその逆だ。
グリップエンドに空洞を作り、そこに異なる重さの重量パーツをはめ込むことで、ラケット重量を自在に調整できるようにした。これにより、「重心を変えたい」「ラケットを重くしたい」などの悩みを簡単に解決できるようにしたのだ。
「CWT」の開発経緯を、スティガ社プロダクトマネージャーのフィリップ・ヴィストロムさんに聞いた。