呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
【アーカイブ】ルブラン兄弟「今までのフランスのやり方じゃない。『チーム・ルブラン』は日本のやり方を参考にした」
卓球王国2023年2月号掲載
長く低迷していたヨーロッパの卓球界で、モーレゴード(スウェーデン)に続き、フランスから新星が飛び出した。
今、世界が注目するルブラン兄弟にインタビュー!
<このインタビューは2022年11月に行ったものである>
Interview by
今野昇Noboru Konno
ガシアンはカリスマだよ。彼のように世界チャンピオンになるのが夢なんだ Alexis
低迷が叫ばれるヨーロッパの卓球界で、スウェーデンのモーレゴードに続く期待の若手が現れ、話題を集めている。フランスの「ルブラン兄弟」だ。メガネがトレードマークの19歳の兄アレクシスと16歳の弟フェリックス。兄弟でのヨーロッパ選手の活躍は1990年代のベルギーのセイブ兄弟以来と言えるだろう。
9月の世界選手権団体戦・成都大会でもこの兄弟がフランスのベスト8進出の原動力となった。2024年パリ五輪を前に突如現れたフランスの新星にインタビューを行った。
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●ー まずは君たちの卓球を始めた背景を教えてください。
A(アレクシス・ルブラン)■3歳の時に、父についていった卓球場で始めました。その頃は遊びで、テニスも同時にやっていたけど、その後、卓球を選びました。テニスよりも卓球の試合が多かったし、ぼくの両親が卓球選手だったから。やっていて卓球のほうがおもしろかった。フェリックスはまだ生まれて間もなかった。