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水谷隼、今明かされる「全日本の真実」。2年連続決勝で敗れる。尋常でない丹羽のテンポ 

卓球王国2023年12月号 vol.7

Text by

水谷隼Jun Mizutani

筆者は「練習不足だった」と言うものの、丹羽孝希との決勝のラリーの質の高さはまさに世界レベルのものだった

丹羽のベンチコーチに入ったのは、のちに水谷の専任コーチになる邱建新だった

 最終ゲーム9-11で敗れたが 43分で終わった丹羽との試合。5ゲーム目からの丹羽の怖さ

 2012年1月の全日本選手権で吉村真晴に逆転負けを喫し、その年にあったロンドン五輪ではメイス(デンマーク)に敗れ、シングルスのメダルを逃した。団体戦では全勝したものの準々決勝で香港に負け、メダルを獲れなかった。ロンドンから帰ってきて、東京・中野区の松下浩二さんのマンションに岸川聖也さんと居候しながら、メダリストたちが芸能人から祝福されているのをテレビで見ていたことを記憶している。

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