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五輪のたびに流れる「中国選手が金メダル独占する卓球がオリンピック種目から外れる」という情報

卓球王国PLUS独占記事<今野の眼>

Text by

今野昇Noboru Konno

競り合いになっても最後の1本をしっかりと奪っていく樊振東。王楚欽が早めに敗退した後、重圧をひとりで受け止めた

張本(手前)は樊振東を追い詰めた。内容から言っても、張本が勝っていた試合と言えよう

中国卓球の強さは非難されたり、疎まれるものではなく、尊敬されるべきもの

  別に中国が不正を働いてメダルを取っているわけではない。

 男子シングルス準々決勝の樊振東(中国)対張本智和(日本)戦で、張本は素晴らしい速攻で相手を追い詰めた。勝ってもおかしくない試合。観戦していた水谷隼さん(東京五輪金メダリスト)は、「勝ったほうが金メダルだった」と言う。最終ゲーム11−7で張本は敗れた。敗れたとはいえ、張本のプレーはたしかに金メダルに値するものだったし、最後の1本への執着を見せた樊振東はそのまま続く2試合に勝ち、金メダルを獲得した。

 張本は「あと1本、2本で勝てた」試合を落とし、その1本の理由をあと4年かけて探す旅に出る。

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