【アンドロ/クロスステップ】ブレない強さで次のステップへ。フロアを沸かす「大島モデル」
“多様性の祭典” パリパラ卓球 観戦ガイド〈後編:選手紹介〉
●五輪の熱気冷めやらぬ8月29日に開幕する「パリ2024パラリンピック卓球競技」(以下・パリパラ)。パラ卓球を観戦する機会が少ない人も、ぜひその最高峰の熱い戦いを見てほしい。後編では9名の日本代表選手を紹介。パラリンピアンたちの創意工夫あふれるプレーを見逃すな!(卓球王国2024年10月号掲載)
※WR=世界ランキング(2024年8月発表)
独創の異質速攻で金色ロードを駆け抜けろ!〈八木克勝〉
八木克勝[電通デジタル]Katsuyoshi Yagi
クラス7 WR=2
▶右シェーク フォア裏ソフト・バックアンチ・前陣速攻型
●1990年6月17日生まれ、愛知県出身。18年アジア競技大会3位、世界選手権9位。19年アジア選手権2位。21年東京パラ出場。22年世界選手権5位。23年ジャパンオープン優勝。23年アジア競技大会優勝
足に障がいを持つ選手が多いクラス7において、両腕の短さを健脚でカバーする八木のスタイルは際立つ。東京パラ後にバック面を粒高からアンチに変更し、アンチを攻守両方で使用。そして打球点が早くコースがわかりにくいスピードドライブで仕留める、独創的な速攻スタイルを確立している。2度目の出場でメダルはまさに射程圏内。有観客のパリ大会では、勝利の雄叫びで会場を盛り上げるか!?