真説 卓球おもしろ物語33【東京五輪で悲願の中国越え、水谷隼/伊藤美誠の混合金メダル 〈最終回〉】

[The Lefty ザ・サウスポー]左・右はダブルスで絶対的優位になる
「左利きの優位性」と「対左の戦術」vol.2(2022年1月号掲載)
卓球ほどトップ層の中でサウスポーの割合の多い競技はない。
サウスポーはダブルスで有利と言われ、回転の要素を含んだ速いラリーでサウスポーが優位に立つことも多い。
この特集ではサウスポーのトップ選手や、右利きのトップ選手と指導者に登場してもらい、卓球における「左利きの優位性」と「右利きの対サウスポー戦術」を解き明かしてみる。

左・右は黄金のペアリング。優勝ペアの半分以上が左・右
1980年以降の全日本選手権(41大会)での男女ダブルスと混合ダブルスの優勝者のペアリングを調べると、男子ダブルスの55%、女子ダブルスの50%、混合ダブルスの78%、3種目合計では61%と左・右のペアリングの優勝回数が多い。
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