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「メダル獲得で、フランスのメディアはルブラン兄弟の物語を書き始めた」M・ブロンデル

卓球王国PLUS独占記事

Interview by

今野昇Noboru Konno

ミッシェル・ブロンデル
(元フランス監督・現フランス卓球協会コンサルタント)

地元フランスを熱狂させた男子団体チーム

パリ五輪で地元フランスはフェリックス・ルブランの男子シングルスでの銅メダルと、男子団体の銅メダルの2個のメダルを獲得した。過去のフランスのメダルは、1992年バルセロナ五輪でのガシアンのシングルス銀メダルと、2000年シドニー五輪でのガシアン/シーラの男子ダブルスの銅メダルだけだった。

2月の世界選手権釜山大会でもフランスは決勝に進むなど、ルブラン兄弟を中心に急激に力をつけ、ついに地元のオリンピックで花を咲かせた。

かつて日本でコーチの勉強をして、クラブコーチからフランスのナショナルチーム監督まで上り詰め、その後はコンサルタントとして、ドイツの『オクセンハウゼン』や、フランス卓球協会、「チーム・ルブラン」に関わっているミッシェル・ブロンデル氏にオリンピックでのフランスの活躍を振り返ってもらった。

◇◇◇

フェリックス(・ルブラン)は冷静だったし、オリンピックを楽しんでいたね

ーパリ五輪は熱狂の中で成功裏に終わりました。特にフランス男子チームは2個のメダルを獲得しました。

ミッシェル・ブロンデル(MB) 私は今回スタッフとして会場にいました。ナショナル・スポーツ・エージェンシーが組織的に動いていて、彼らが用意していた「ハウス」で毎日、ナタナイル(・モラン監督)とも話をしていました。

 私が協会のコンサルタントになった段階では、私が関わっていたウーゴ・カルデラノ(ブラジル)とルブラン兄弟が対戦したらどうするのか、もしくは代表が決まるまでは私がコーチをしていたシモン・ゴーズィ(フランス)とルブラン兄弟が対戦したらどうするんだという話は飛び交いましたが、結局、お互い協力しながらやっていこうとなりました。我々が目指すところは世界のトップなので、国内での対立を避けようというのが話し合った結論です。

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