［特集・石川佳純］「毎日毎日進化しないといけない」2010年

卓球王国2010年5月号掲載

2010年1月には全日本選手権のジュニアで優勝。直後のジャパントップ12の試合では全日本で負けた王輝（全日本チャンピオン）を予選リーグで破り、決勝では福原愛を4−1で下し、見事優勝を飾った。
この時期の石川はその進化のスピードが止まらないほど早かった。その2月にインタビューしたものを掲載しよう。

オリンピックに出るのが夢なので、それに近づきたい

　2009年の世界選手権横浜大会では、世界ランキング10位の帖雅娜（香港）を劇的な逆転勝ちで破り、日本中を沸かせたスーパー高校生、石川佳純。

　２月のカタールオープンのアンダー21（21歳以下）で優勝するなど、ジュニアレベルでの強さは誰もが認めるが、彼女自身の大きな目標――五輪出場のためには、まずシニアでの実績を積み上げ、世界ランキングを上げていくしかない。そのためにも今年と来年が正念場となるだろう。

　１月の全日本選手権ではジュニアで完勝したものの、一般では優勝した王輝に惜敗。しかし、ジャパントップ12ではリベンジを果たし、その勢いで優勝した。この時点での石川の世界ランキングは52位だ。
＊所属は2010年当時

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●―2010年は全日本選手権のあと、ジャパントップ12で良いスタートが切れました。それまでの１年間を振り返るとどうでしょう。