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[Goods Story 藤井寛子]左右の大きさが違う足を守り続けたシューズ

別冊卓球グッズ2014掲載

藤井寛子のラバーやラケットと同じものを使っている選手は大勢いる。しかし、彼女と同じシューズを履いている人はいない。特別な形をした足のために、足型を取り、作られたシューズ。このシューズは左右の大きさも同じではなく、まるでそれが身体の一部のように、長く日本代表・藤井寛子の足を守り続けてきた。
写真=高橋和幸2012

Text by

今野昇NOBORU KONNO

ふじい・ひろこ
1982年10月18日生まれ、奈良県出身。四天王寺中・高から淑徳大に進学。その後、日本生命に入社。高校時代に全日本ジュニアで優勝、04年全日本学生選手権優勝、全日本選手権シングルスで9回ランク(ベスト16)入り、準優勝3回。若宮三紗子とのダブルスでは4連覇、金沢咲希と組んで1回、合計5回優勝している。1月の全日本選手権で現役を退いた

 

藤井の左足は24.5cmで右足が25.0cm。左右の足のサイズが違う。「気づいたら大きさが違っていた」

卓球選手のシューズは、選手それぞれによって好みも違い、その選手の動きにも影響を与える。100人いれば100の足の形があり、選手の動きも一人ひとりが違うものだ。

 2014年1月19日の全日本選手権大会の最終日に第一線を退いた藤井寛子。同大会では9回ランク入りし、準優勝が3回。ダブルスでは5回の優勝を飾った抜群の安定感。世界選手権の団体と個人戦に8度の出場。長く日本代表を務めたトップ選手だ。

 現役時代の彼女がこだわったのはシューズだった。

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