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[Goods Story 森澤幸子]飛びすぎないラケット

別冊卓球グッズ200掲載 グッズストーリー  ~知られざる用具秘話~

チャンピオンになる人たちはなんの迷いもなく用具を使い、頂点に立つわけではない。死にものぐるいの練習を重ね、その努力のレベルに自ら手にする用具のレベルを引き上げ、血の汗を流す。
チャンピオンの努力をもっとも知るのはその手の中にあるラケットかもしれない。

森澤幸子 元世界チャンピオン・全日本チャンピオン

もりさわさちこ
1967年世界チャンピオン・昭和40年(1965年)度全日本選手権優勝。ペンホルダー裏ソフトの攻撃型。フォアハンドのスマッシュを武器に日本女子黄金時代の一翼を担った。専修大学卒

振ったラケットがサポートにぶつかるほど、大きく回り込んで放つ豪快なフォアハンドスマッシュ。ゆえにラケットが何本も割れた。
あげくの果てに合板を使ったが、見るに見かねたコーチが1本のラケットを差し出した。今はなきメーカーの桧単板8mmのラケット。何とも言えぬボールが手に響く感触と食い込みに森澤幸子はうなった。
全日本選手権と世界選手権で優勝した際に彼女の右手に握られていたのは、その名もなきラケットだった。

 

幾度となくサポートにラケットをぶつけ、何本もラケットを替えていた

振ったラケットがサポートにぶつかるほど、大きく回り込んで放つ豪快なフォアハンドスマッシュ。ゆえにラケットが何本も割れた。
あげくの果てに合板を使ったが、見るに見かねたコーチが1本のラケットを差し出した。今はなきメーカーの桧単板8mmのラケット。何とも言えぬボールが手に響く感触と食い込みに森澤幸子はうなった。
全日本選手権と世界選手権で優勝した際に彼女の右手に握られていたのは、その名もなきラケットだった。

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