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【セカンドキャリア】羽佳純子「私は卓球に育てられたけれど、そんな自分に何ができるのかと考えています」

[元中国代表・世界ベスト8/元日本代表・世界メダリスト]

卓球王国2024年11月号掲載 vol.16

中国代表として世界選手権でも活躍した李隽。
第一線を退いた後に、偶然にも北京市チームを訪れた日産自動車卓球部と練習したことがきっかけで来日する。その後、日本に帰化し、羽佳純子として日本代表としても活躍した。そして、ITS三鷹(東京)でレディース卓球の人たちと出会い、「楽しい卓球」に魅せられた。現在、選手育成とともに日中国際交流のために尽力している。

Text by

今野昇Noboru Konno

[はねよし・じゅんこ]
1967年6月30日、中国・北京市生まれ。中国名・李隽(リ・ジュン)。中国代表として1989年世界選手権のシングルスでベスト8、1989・91年世界選手権の女子ダブルスで3位。1992年に来日し、日産自動車でプレー。全日本社会人選手権で優勝。2000年世界選手権に日本代表として出場し、2001年世界選手権では団体の銅メダルを獲得。現在、東京・西東京市の「羽佳卓球倶楽部」で指導している

 

国際ツアーもなく、1年間に1回しか海外に行けないから外の世界を見てみたかったんです

中国代表として世界で活躍、日本に帰化した後には日本代表としてプレーした羽佳純子。その後、レディース卓球の人たちと出会い、「卓球は楽しいスポーツ」であることに目覚めたことが、卓球場を作るきっかけとなった。一方で、日中友好の交流をとおしてスポーツが果たす役割を感じて、ボランティアとして汗を流している。

父が体操の選手で、母が卓球の北京市チームの監督(・元中国代表)というスポーツ一家でした。両親が働いていて、子どもの面倒を見られないからと家の近くのスポーツ少年団で卓球を始めました。

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