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[パリ五輪 隼の眼3]日本男子は「地獄を味わいたくないからフランス戦では絶対勝つ」と決意するべきだった
卓球王国PLUS独占記事 水谷隼がパリ五輪を斬る vol.3
2008年北京五輪から2021年東京五輪までの4大会連続出場し、リオ五輪と東京五輪で金メダルを含む4個のメダルを獲得した水谷隼が、テレビのキャスターとしてパリ五輪に向かった。そして、初めてメディア席から見たパリ五輪と日本の戦いはどう映ったのか。彼が感じた「パリ五輪」を語る。
Text by
水谷隼Jun Mizutani
スウェーデン戦、ラストの張本対シェルベリ。4ゲーム目の1本目のブロックで嫌な予感が走った
男子団体では初戦のオーストラリア戦からダブルスが不安だった。明らかに調整不足。チャイニーズタイペイ戦を見ても良い試合という感じではなかった。
準決勝のスウェーデン戦では3番の戸上が誤算だった。命運を分ける最初のダブルスを日本が勝ち、2番のエース対決で張本が勝ったのだから日本が負けるとは思っていなかった。2ゲーム目からずっと同じような試合展開が続き、気がついたら戸上が負けていたというような試合だった。