呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
こだわりすぎた男たち Vol.5 小田桐憲仁
【別冊卓球グッズ2015掲載】
★ 使用用具
R:ラティカ(木材5枚/FL・ニッタク)
F:モリストSP(特厚・ニッタク)
B:カールP-3(OX・TSP)
世界王者のDNA×
フォア攻撃の独自性
威力ある連続フォアスマッシュに、
バック粒高の変化ショートとカット。
意外性のプレーで裏ソフトを翻弄する
小田桐憲仁のプレーと用具は
どのようにして生まれたのか?
パワーを補う異質スタイルに
個性を加えた用具選び
フォア表ソフト・バック粒高というスタイルに変身したのは青森商業高1年の時。卓球部監督の河野満(1977年世界チャンピオン)から、「パワーがない」という理由で戦型の変更を勧められた。高校の先輩・渡辺満(83年インターハイ複優勝)が同じ戦型で成功しており、青商独特のスタイルだった。