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【セカンドキャリア】川越真由・前編「プロツアーファイナルの前にアッコちゃんと大喧嘩。世界選手権でのメダルは奇跡だった」

[現姓:岸/世界選手権メダリスト・明誠高校女子監督]

卓球王国2024年12月号掲載 vol.16

世界選手権のメダル獲得までの道のりは平坦ではない。喜びも苦しいこともたくさんあった。
卓球を嫌いになりそうだった川越真由。
結婚して島根に移ったことで救われ、そこで本当の卓球の楽しさや、子どもたちを指導する喜びを感じている。卓球をやってきたことで夫・岸卓臣とも出会い、親友であり、戦友の武田明子とも出会えた。

Text by

今野昇Noboru Konno

国体の少年女子、島根県の監督を務めた岸真由

[かわごえ・まゆ(現姓きし・まゆ)]
1979年7月9日生まれ、大阪府平野区出身。仲良桜クラブで卓球を始め、全日本カブ、ホープスで優勝。四天王寺中2年で全国中学校大会のシングルス優勝、高校1年で全日本ジュニア優勝、四天王寺高時代にインターハイの団体・ダブルス3連覇。武田明子と組んだダブルスでITTFプロツアーファイナル準優勝、2001年世界選手権大阪大会ではダブルスでメダルを獲得した。結婚後に島根県に移り、明誠高女子卓球部、明誠U15の監督を務めている

明誠高女子とU15の選手たち。右端が夫であり、卓球部総監督の岸卓臣さん

 

仲の悪かったアッコちゃんと小学生から卓球をやめるまでずっと一緒だった

 全日本カブ、ホープス、全中、そして全日本ジュニアとタイトルを総なめにした川越真由。四天王寺中高からミキハウスに進んだが、社会人になって心がすさんでしまった。ミキハウスを2年でやめた後に、健勝苑所属だったが、2001年世界選手権で武田明子と組んだダブルスでメダルを獲得した。その後、結婚して島根に移り、二人の娘の母となり、今では自宅横の寮に住む12人の中学生の面倒を見ながら、明誠高女子、明誠U15の監督を務めている。

◇◇

 小学1年でそろばんを習いに行っていて、そろばんの後に卓球を教えてもらっていました。それが仲良桜クラブです。アッコちゃん(武田明子・世界メダリスト)と同じクラブです。小学4年で全日本カブ優勝、6年でホープス優勝。四天王寺中2年で全国中学校大会のシングルス優勝です。アッコちゃんも中学3年の全中で優勝してます。

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