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WTT スティーブ・デイントンCEOに聞く「WTTの未来像」

2021年にスタートしたWTTの中心人物であり、CEO(最高経営責任者)を務めるスティーブ・デイントン氏。中国初のグランドスマッシュ大会となる『チャイナスマッシュ』の期間中にWTTの未来について聞いた。

Interview by

中川学Manabu Nakagawa

写真=中川学

「来年からはフルでWTTを開催します。
福岡でのファイナルズにもご期待ください」

スティーブ・デイントンCEO

●――まず、中国初のグランドスマッシュであるチャイナスマッシュが開催に至った経緯は、どのようなものだったでしょうか?
スティーブ・デイントン(以下・スティーブ) WTTという大会の仕組みを作った時、グランドスマッシュは最もグレードの高い大会で、年に(最大)4回開催したいと考えていました。
 そしてグランドスマッシュの開催地としては、やはり卓球人気の高い国を選びたい。もちろん中国では卓球はとても人気のあるスポーツですし、卓球ファンの数も多いので、我々も中国でグランドスマッシュが開催できるように努力を重ねました。
 本来なら2023年に中国でグランドスマッシュを開催したかったのですが、まだコロナのパンデミック(世界的大流行)が収まったばかりで、開催が難しかった。今年、北京でこうしてグランドスマッシュを開催できるのはとてもうれしい。
 北京は中国の首都ですし、非常に歴史のある街。中国で初めて世界卓球選手権が開催されたのも北京です。そして今回、中国で最初のグランドスマッシュが北京で開催できたことは、WTTにとっても良いストーリーではないかと思います。
●――大会が始まって6日が過ぎましたが(インタビューは10月2日に実施)、これまでの大会を見てどのように感じますか?
スティーブ これまでのWTTイベントの中でもベストのものだと思います。組織の面では、WTTのスタッフ以外にも350人のスタッフと350人のボランティアスタッフがいて、その他にもWTTのスポンサーやパートナーに大会開催に尽力していただきました。

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