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[今野の眼]日本代表やメダリストは消耗品ではない。なぜ彼らは協会の要職に就かず、強化のトップに入らないのか

卓球王国PLUS独占記事

Text by

今野昇Noboru Konno

拍手で見送られる人もいれば、ひっそりと去っていく人も少なくない

2012年のロンドン五輪からメダルを獲り続けてきた日本。その前後から世界選手権でもメダルを獲り続け、日本は中国に次ぐ卓球強国の地位をキープしていると言っても過言ではない。五輪や世界のメダリストたちはいまだ現役の選手もいれば、現役を退いた人たちもいる。

たとえば水谷隼さん、石川佳純さん、平野早矢香さんというメダリストはテレビ出演や様々な活動で活躍している。それは間接的に卓球のPRをして、卓球界へ貢献していることだ。

しかしながら、彼らを含めた多くのメダリストたちは強化の中枢や協会の要職には就いていない。唯一、平野早矢香さんだけが協会の理事に名を連ねているが、なぜ彼らは協会や強化のトップに行こうとしないのだろう。他協会では若くして協会のトップに立ち、協会を牽引し、その競技の強化・普及のために動いている人はいる。

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