【セカンドキャリア】塩野真人「全国を回りながら愛好者とボールを打つのは本当に楽しい。これからも卓球の楽しさを伝えていきたい」
[全日本実業団チャンピオン]リコー卓球部に見る卓球と仕事の両立<前編>
卓球王国2025年1月号掲載
2024年9月の全日本実業団選手権大会でリコー(東京)卓球部が初優勝を達成した。フルタイムで練習を行うチーム、また、プロ選手で構成されるチームも参戦する中、リコーの全日本実業団優勝は多くの卓球ファンから喝采(かっさい)を浴びた。
グローバル企業として、卓球部は創部から66年間、定時まで仕事をした後に練習する体制を守り続けるリコー卓球部。企業スポーツの本質を見据(みす)えながら卓球に打ち込む卓球部員たちに、「卓球と仕事の両立」について語ってもらった。
Text by
今野昇・柳澤太朗Noboru Konno & Taro Yanagisawa
山本勝也
入社9年目・キャプテン
●やまもと・かつや
1993年12月22日生まれ、神奈川県出身。遊学館高から早稲田大に進学し、14年全日本学生ベスト8。22・24年日本リーグ・ビッグトーナメント3位。右シェーク両面裏ソフトドライブ型
「仕事と卓球は別物、どちらも全力でやる」
全日本実業団の優勝はすごくうれしかったですね。去年のファイナル4くらいからミーティングを始めて、選手たちの意識が変わってきたと思います。ぼくの中で全日本実業団での松下大星戦(クローバー歯科カスピッズ)はベストゲームでした。