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【アーカイブ・私のターニングポイント】平野早矢香「全日本ジュニア優勝。それまでは優勝できないことがコンプレックスだった」

2013年6月号掲載[選手を変える岐路がある。選手はなぜその道を歩んだのか]Vol.4

選手には岐路(ターニングポイント)がある。「もし、あの時、あの試合で勝っていなければ」「もしあの人に出会っていなければ」今の自分はないと言う。
それは偶然なのか、それとも必然だったのか。トップ選手が自分の道を決めたターニングポイントは何だったのか。

平野早矢香 ミキハウス・ロンドン五輪銀メダリスト 。全日本選手権で5度の優勝を数え、2012年ロンドン五輪では団体準優勝に貢献した

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平野早矢香Sayaka Hirano

優勝を意識していなかったのに、気がついたら表彰台に上がっていたのです。何より、一番の収穫は「自信」でした

 私のターニングポイントはまず全日本選手権でのジュニア優勝です。高校1年、15歳の時です。

 それまで、私は全国大会でも2位、3位、ベスト8の多い選手でした。優勝できないことが私自身のコンプレックスでした。確かに、私の年代には強い選手がたくさんいたのですが、それらの壁を越えて優勝することができずにいたのです。

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