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【アーカイブ・私のターニングポイント】高木和卓「逃げていた3年間。選考会でボロボロになってプライドを捨てた」

2013年7月号掲載[選手を変える岐路がある。選手はなぜその道を歩んだのか]Vol.8

選手には岐路(ターニングポイント)がある。「もし、あの時、あの試合で勝っていなければ」「もしあの人に出会っていなければ」今の自分はないと言う。
それは偶然なのか、それとも必然だったのか。トップ選手が自分の道を決めたターニングポイントは何だったのか。

高木和卓 元世界選手権日本代表 

Text by

高木和卓Taku Takakiwa

言い方を変えれば、自分は臆病だったのです。変えることを自分自身が妨げていた

東京アートに入った1年目、ぼくはすでに世界選手権の代表としてプレーしていました。ところが、その年の全日本選手権でスーパーシードでありながら初戦で川口陽陽さんに負けてからやる気をなくしてしまって、くさってしまいました。今思えば、すべは自分の甘さが原因でした。

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