[さよなら、ティモ。キミを忘れない]「ぼくは卓球とともに生きてきた。いつも卓球のそばにいた」(ティモ・ボル)
[ワルドナー伝説]vol.23 第3章 6 ワルドナーというブランド
『100年にひとりの天才』と称された、ワルドナー(スウェーデン)の半生に迫った書籍『ワルドナー伝説』(卓球王国刊・絶版)。人気を博した1冊を卓球王国PLUSでプレイバック。
Text by
イエンス・フェリッカJens Fellke
第3章 アウトサイド・ザ・コート
Outside the court
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5 ワルドナーというブランド
■ワルドナーの年収は100万ドル。クラブ、卓球メーカーからの報酬、賞金が主な収入
卓球の世界ではヤン-オベ・ワルドナーはとても偉大な選手であることは間違いないけれども、彼の収入はプロテニス選手の世界ランク40番目あたりの選手と同じくらいのものだ。卓球という世界的なスポーツのベストプレーヤーであるにもかかわらず、ワルドナーの年間の収入は、ゴルフのタイガー・ウッズの大会出場料ほどのものなのだ。
しかし、いずれにしてもワルドナーは毎年100万ドル(約1億2千万円)ほどのお金を得ている。それはもちろん、引退後の生活を考えても十分すぎるほどの額だろう。