佐藤瞳&橋本帆乃香 『WTTファイナルズファイナルズ 女子ダブルス優勝』インタビュー
悲しさはないけれど、寂しさはしばらく消えそうにない。ティモ、また会う日まで
卓球王国2025年2月号掲載
Text by
中川 学Manabu Nakagawa
「マナビッチ」 いつからかティモは、私のことをそう呼ぶようになっていた。 ティモと初めて会ったのは1999年6月、彼が18歳の時だった。ティモが契約しているタマス(バタフライ)が東京に招待し、卓球レポートの取材や講習会を行った。 当時、卓球レポート編集部にいた私は、誌面で「ティモ・ボル×松下浩二×田﨑俊雄」の鼎談を企画。インタビュアーとしてブンデスリーガで戦う3人の話を聞いた。現在に至る長い取材生活の中でも思い出に残る時間だった。