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【記者席からの目線】「卓球の芝は青い」。他競技からの羨望 

記者席からの目線

卓球王国2025年2月号掲載

Text by

稲垣康介(朝日新聞編集委員)Kosuke Inagaki

フェンシングの五輪メダリスト、太田雄貴さん(中央)は現役当時から中高生の指導に熱心だった

卓球には少子化の波を乗り越えられる条件がそろっている

「隣の芝生は青い」

 他人のものが良く見えること、うらやましく感じる心理状態を指すことわざだ。

 先月号(卓球王国1月号)で中学校の「部活」の危機を取り上げた。国の方針で、部活から地域のスポーツクラブへの移行を促す動きが進む。日本中学校体育連盟(中体連)は2024年6月、2027年度から9競技の全国中学校大会をやめると発表した。

 日本一を夢見る全国の中学生の目標が消える競技がある。

 幸い、卓球は継続される11競技に入っている。まずは安堵。そして、他の競技団体の関係者にこのテーマで話を聞くと、「卓球がうらやましい」という声を聞く。

 「隣の芝生」を見てみよう。

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