真説 卓球おもしろ物語23【中国伝統・表ソフト前陣速攻神話の崩壊】
こだわりすぎた男たち Vol.7 上野晴人
【別冊卓球グッズ2016掲載】
■Profile うえの・はるひと
1948(昭和23)年12月18日生まれ、東京都出身。北園高を経て早稲田大に進学。攻守兼備の独創的なカットプレーを展開し、2008年全日本マスターズ・ローシックスティの部で初優勝を果たした。右シェーク両面裏ソフトカット+攻撃型
★ 使用用具
R:ディフェンダー(木材3枚/FL・ヤサカ) ※廃番
F:レトラ(厚・ニッタク)※廃番
B:アルフィール(厚・ニッタク)※廃番
※使用用具・プロフィールなどは2016年の掲載時のものです。用具は現在では廃番になっているものも含まれます
台より低いボールも叩く!
独創のナックルチョッパー
08年全日本マスターズ・ローシックスティ決勝。優勝候補筆頭の勝英雄を、カットマンとは思えないほどのスマッシュの嵐で下した上野晴人。コントロール系ラバーに求めたフィット感と性能とは?
カットマンの常識を覆す
用具選びと攻撃力
「卓球は何をするかはこちらの自由。絶対に入らないボールなどない」
それが08年全日本マスターズ・ローシックスティ王者、上野晴人のプレー哲学だ。ナックルカットから叩き込む豪快なスマッシュ。人と違うことをやろうと、長い下回転サービスを中陣で台より低い位置で叩く「究極のスマッシュ練習」をやり込んだ。