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パリ五輪金メダリスト、樊振東と陳夢の世界ランキング離脱申請は、WTTへの反抗なのか。それは中国ではありえないこと

卓球王国独占記事[今野の眼]

WTTに出場しなくても引退はしない樊振東(中国)

Text by

今野昇Noboru Konno

国のために戦い、五輪の頂点に立った二人が重圧から解放され、第二の卓球人生を歩むのもよいのでは

12月27日に卓球王国WEBで公表した「卓球界に衝撃。パリ五輪金メダリストの樊振東と陳夢、世界ランキングから離脱を発表」という記事は大きな波紋を呼び、ときを同じくして中国国内や世界中でもビッグニュースとして報じられた。しかし、その一連の樊振東・陳夢の記事に対して卓球ファンの反応はある一定の方向に向かっていた。それは「傲慢なWTT(ワールドテーブルテニス)のやり方」というものであった。

樊振東と陳夢の五輪金メダリストが世界ランキングの離脱を決めた理由は、「WTTからの罰則規定が強化され、罰金が上がったからだ」という風潮で読まれている。彼らはしばらくWTTに出る予定はないが、さりとて国内の超級リーグや全中国運動会の試合には出たいので、この罰則が足かせになってしまう。

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