水谷隼&吉村真晴の本音トーク Vol.2「5ゲームマッチでスタートダッシュをかける。そこで大切なのは絶対に凡ミスをしないこと」

[ワルドナー伝説]vol.25 第4章 1 ワルドナーへの63の質問(後編)
『100年にひとりの天才』と称された、ワルドナー(スウェーデン)の半生に迫った書籍『ワルドナー伝説』(卓球王国刊・絶版)。人気を博した1冊を卓球王国PLUSでプレイバック。
Text by
イエンス・フェリッカJens Fellke
第4章 将来のチャンピオンへ贈る言葉
Jan-Ove Waldner’s Tips for Future Champions
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1 ワルドナーへの63の質問(後編)

■中国のトップ選手との試合。それが彼らを刺激し、ぼく自身をも刺激してきた
Q38 君とトーマス・ブローリン(有名なサッカー選手)がビクトリア王女と一緒にパーティーに出かけたと、夕刊で大きく報じられたけれど、どんな様子だった?
「とてもおもしろかったよ。ぼくとブローリンはギャングのような奴らと一緒に、あるレストランの外にいたんだけど、偶然にもビクトリア王女と彼女の友人たちが同じ場所にいたんだ。以前に話をしたことがあったから、彼女がぼくらに気づいて、一緒に雑談を始めたんだ。彼女は素敵な人だったよ。それ以後はそういう機会はないけどね」
Q39 92年のバルセロナ五輪の時に、君が観客席に上がって、スウェーデン国王と王妃に金メダルを披露した際に、彼らは何と言葉をかけたんだろう?
「まず、『おめでとう』と祝福の言葉をかけられ、次に試合に関して質問を受けた。アトランタ五輪でぼくが負けた際も、彼らは会場に降りてきて、『残念な試合だった』とねぎらいの言葉をかけてくれた。王室の人たちはみんながスポーツに関心を抱いている印象を受けた。単に儀式として大きなスポーツイベントに観戦に行くだけではない気がするね。彼らはふつうの人々のような振る舞いをしようと努めている感じだったね」