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これで卓球の見方が変わる!水谷隼の[卓球の試合を10倍楽しむポイント]vol.1「サービスは唯一自分でコントロールできる技」

卓球王国2024年3月号掲載

全日本選手権を前に、東京五輪金メダリスト・水谷隼さんが、サービスとレシーブを中心とした試合への自身の視点を紹介。これを読めば、卓球観戦のポイントがより深まり、卓球がさらにおもしろく感じられるかも⁉︎

解説・水谷隼[東京五輪金メダリスト]

卓球のサービスは「もてなし」!? サービスは唯一自分でコントロールできる技

 サービスは「一球目攻撃」とも言います。つまり卓球で唯一、自分でコントロールできるボールで、自分の感情と意思が入っている技術がサービスです。
 サービスの配球は左右と長短で分類できます。

1. 相手コートの左側に出す
(相手が右利きであればフォアサイド)
2. 相手コートの右側に出す
(相手が右利きであればバックサイド)
3. 長いサービスを出す
(相手コートからワンバウンドで出るサービス)
4. 短いサービスを出す
(相手コートでツーバウンド以上するサービス)
 
 つまり、どの場所にどの長さのサービスを出すかを選手は考えます。その中で、下回転、横回転(右横と左横)、上回転、無回転という球種があります。加えて、「横上」「横下」という斜め回転もあり、それを組み合わせてサービスを出します。

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