上田仁の挑戦と順応。「ドイツでは打たなくても良いという選択肢があるんです。カットで返してもいい」
3シーズン目のブンデスで戦う村松雄斗「自分が必要とされる場所でプレーしたい」
卓球王国PLUS独占インタビュー
interview by
今野昇Noboru Konno
悪い時は「相手が慣れている」と感じて弱気になっていたのですが、最後の3試合は良い流れに戻せました
所属いていた東京アートの卓球部休部のあと、活躍の舞台をドイツのブンデスリーガ1部リーグに求めた村松雄斗。
2022〜23年の1シーズン目は「マインツ05」でプレーし、20勝5敗とリーグ2位の個人成績だった。2シーズン目は「ザールブリュッケン」に移籍し、リーグ成績は14勝3敗で、ブンデスリーガ優勝、ヨーロッパチャンピオンズリーグの優勝に大きく貢献した。3シーズン目も同じチームでプレーするが、前半戦を5勝7敗と苦しんでいる村松雄斗に2024年12月24日にインタビューした。
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●ーブンデスリーガ(24〜25年)の前半戦が終わりました。
村松 ブンデスリーガは5勝7敗で、ヨーロッパチャンピオンズリーグが1勝0敗、ポカール(ドイツカップ)が1勝1敗です。
●ー「ザールブリュッケン」としては2シーズン目、ブンデスリーガは3シーズン目ですが手応えはどうですか。
村松 リーグのレベルも上がっていると感じています。ドイツに来て1シーズン目の時には、ぼくの情報もなかったので、おそらく相手の選手たちはぼくの対策をしていなかった。それで勝てていた部分もあります。でも、3シーズン目になると3回、4回試合をしている相手もいますし、ザールブリュッケンで練習している選手とも対戦するので、状況が変わってきていると感じます。