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水谷隼の[卓球の試合を10倍楽しむポイント]vol.4「レシーブは、実は卓球の中で一番難しい技術」

卓球王国2024年3月号掲載
解説・水谷隼[東京五輪金メダリスト]

ボールを飛ばす感覚と、ボールを吸収する感覚

 相手のサービスを返球する「レシーブ」は、卓球の中で一番難しい技術です。相手は自分の苦手なところを狙ってサービスを出してくるので、苦手なところからラリーが始まることになります。

 レシーバーは、そこで相手に攻められないように工夫します。2000年代以降は「チキータ」という台上技術(台の上の短いボールを打つ技)が流行して、レシーブでの一撃で得点できたり、自分の有利なラリーに持ち込むこともできるようになりました。しかし、最近はチキータ対策も進み、チキータをしても相手に攻められるリスクがあります。

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