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【フランス革命】世界最高峰の卓球頭脳を持つモランコーチの8つの発想と2つの哲学 

卓球王国2025年3月号に掲載 Vol.1

今、世界中のトップ選手たちが注目し、練習に訪れたいと願う場所をご存じだろうか。それは、フランス南部の海沿いの町「モンペリエ」だ。ここには、パリ五輪メダリストのルブラン兄弟が育った「モンペリエ卓球クラブ」がある。 
創造性のあるルブラン兄弟の卓球を作り出したのは「ナタナエル·モラン」のコーチの哲学と頭脳はだ。
現在、世界最高峰のコーチとなった彼の独創的な考え方に日本の人は何を感じるのだろうか。

Interview by

今野昇Noboru Konno

モランコーチが語る真実。

【モランの8つの発想と2つの哲学】

<発想1> 練習相手は存在しない。100%が自分の練習

<発想2> ゲームでの創造性を発揮しながら、「創造性」と「ゲームで勝利する」ということのバランスを取る

<発想3> 練習で時計を見ない。練習を支配するのは時間ではなく、カウントだ

<発想4> 選手がやりたいプレースタイルをやらせる。ペンでもいい。シェークに矯正はしない

<発想5> 相手は女子でも表ソフト、粒高でも問題ない。楽しく練習をやって、対応力を身につける

<発想6> 専門家を集めたチーム・ルブラン。育成はマジックではない、プロセスが重要

<発想7> 中国は強い。でも中国のコピーをして中国に勝てるのか。フランスは創造的なプレーで対抗する

<発想8> 初めてのオリンピックで成功できないのか。そんな理由はないだろう。人の話を聞くことも大切だけど、人の話を聞かないことも大切だ。自分を信じて自分の卓球をすればいいんだ

哲学1> ぼくは「夢」という言葉は好きじゃない。ぼくの中で夢というのは、実現しないもの。ぼくは実現させたい、やり遂げたい。コーチとしてはそれがターゲットなんだ

哲学2> ぼくは卓球だけのコーチではない。ぼくは彼らの頭脳も人間性も発達させなければならないと思っている

パリ五輪で日本を破り、メダルを決めたフランスベンチ

3年前にあの兄弟を連れて、WTTに参戦して、練習をやっていたら、周りの選手やコーチはルブランの練習を見ながら「クレイジーだよ、何をやっているんだ」と笑っていた︱Molin

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