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粘着&微粘着の力② 「粘着は回転がかかる」はホント?ウソ!?

ラバーが多様化した今、改めて粘着&微粘着ラバーにスポットを当てるとともに、日本リーガーによる各社粘着ラバーの試打を行った。シリーズ2回目は、粘着性裏ソフトは回転性能が高いと言われる理由について考えてみた。

卓球王国2025年3月号掲載

粘着テンションラバーにより回転量の多いドライブを放つ吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)

粘着によってエネルギーロスが生じるが、打法次第では結果的に回転量が多くなる

 そもそも、「粘着があるから回転がよくかかる」と言えるのだろうか? 裏ソフトで打球する際、ボールがトップシート表面で滑ることはほとんどないので、「粘着によって滑らないから回転がかかる」とは言えない。むしろ粘着性によりエネルギーロスが生じ、スピードも回転も落ちると予想される。以前に、卓球メーカーの開発者から「粘着性裏ソフトと高弾性裏ソフトで、同じ条件で打球したときの回転量を測定したら、高弾性のほうが多かった」という話を聞いたことがある。

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