上田仁はなぜ今季で引退するのか。ブンデスで活躍しているのに、「『選手としての上田』よりも『戸上のコーチとしての上田』がまさった」

眠れる天才、村松雄斗が目覚めていく。「世界ランキングは全く気にしていません。次につながる経験を積むことが大切」
卓球王国独占記事

Text by
今野昇Noboru Konno

天才チョッパーの軌跡。「正直、世界ランキングは全く気にしていません。自分自身を高めていきたいですね」
2月14日にドイツ・デュッセルドルフで行われたWTTフィーダー大会。村松雄斗(霧島整形外科病院)が男子シングルスで優勝を果たした。24年10月のイタリア・カグリアリでのWTTフィーダー以来の優勝だった。
現在、世界ランキング123位の村松は、2回戦でドイツのシュトゥンパー(WR71位)を3−2で破り、準決勝では第1シードの陳垣宇(中国)を破った金民赫(韓国)を3−1で下した。決勝ではクルチェツキ(ポーランド)を相手に2ゲームを奪われながらも逆転し、優勝を決めた。