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松島輝空「水谷さんの全日本10回優勝もすごい。ただ、何回優勝するというよりも世界選手権やオリンピックでメダルを獲ることのほうが大きな目標です」

卓球王国4月号掲載

ALL JAPAN CHAMPION’S INTERVIEW
MATSUSHIMA , Sora

松島輝空 木下グループ

 相手を常に圧倒する試合ぶりで松島輝空は6試合を疾走した。恐るべき17歳の初優勝だった。準決勝では世界ランキング3位の張本智和をも圧倒した。優勝会見でも本誌インタビューでも落ち着き払って、物怖じしない態度は17歳という年齢を感じさせない。すでに彼の視線は全日本優勝ではなく、世界に向けられている。

◆ まつしま・そら
2007年4月29日生まれ、京都府出身。卓球選手だった両親の影響で2歳でラケットを握り、全日本選手権ホープス・カブ・バンビで6連覇、全日本ジュニア優勝。1月の全日本選手権で男子シングルスで初優勝。世界ユース選手権ではU15で3個の金メダルを獲得。Tリーグには木下マイスター東京から参戦中。木下グループ所属。世界ランキング30位(2025年2月4日現在)

Interview by

今野昇Noboru Konno

PHOTO 奈良武&卓球王国

準決勝で世界ランキング3位の張本智和に対して真っ向勝負を挑み、打ち勝った松島輝空

張本戦はサービスの配球に気をつけ、ラリーでは一球でも多く粘ろうと思っていました

 全日本最終日の男子はまさに「ソラの日」だった。世界ランキング3位の張本智和(智和企画)、篠塚大登(愛知工業大)というパリ五輪代表2人をそれぞれ4-1で下し、17歳の高校生が初優勝を飾った。パワフルな両ハンドで圧倒する内容は圧巻だった。

 そのふてぶてしいほどの試合態度、臆することのない攻めっぷりはとても17歳とは思えない。大物感を漂わす新チャンピオンは何を語るのだろう。

◇◇

●─優勝から4日経ちましたが、全日本優勝の実感はどうでしょうか。

松島 いろいろな動画を見て振り返って、改めて良いプレーだったとは思いますが、今は特別にうれしいという気持ちはないです。もう次に向けて気持ちが切り替わっています。

●─うれしいと思った瞬間はいつでしたか?

松島 勝った瞬間とか、次の日まではうれしさがありました。

●─家族の応援もすごかったけど、どんな反応でしたか?

松島 めちゃくちゃうれしそうで、家族に喜んでもらえたことが一番うれしかったです。

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