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「あまりにもデータ化が進んでいなかった」卓球。『スピンサイト』はコーチや観客にも恩恵をもたらす

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柳澤太朗Taro Yanagisawa

「卓球というスポーツはあまりにデータ化が進んでいなかった」(ベンジャミン・ブラウンCOO)

 また、スピンサイトは指導者に与える恩恵も非常に大きい。選手の打つボールを様々な部分から数値化することで、選手と課題を共有しながら指導を行うことができるし、目標の設定も明確になる。

 スピンサイトではベーシック(基礎)レベルからエリートレベルまでコーチの資格を設け、指導者に対する啓蒙にも力を入れている。計測された数値から何を読み解き、どのように選手への指導にフィードバックしていけるかが重要になるからだ。まずはヨーロッパのトップ選手やコーチにスピンサイトへの理解を深めてもらい、トップダウンでより幅広いレベルへと普及させていく。普及型の『スピンサイトアプリ』には、スピンサイトを使った練習メニューやワンポイントアドバイスなどの工夫も盛り込まれている。

こちらは『スピンサイト アプリ』のコンテンツのひとつ。サービスの回転量とスピードが表示され、練習者が3回のチャレンジで数値を近づけて獲得ポイントを競う。ゲームとして楽しみながら、感覚を養うことができる

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