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受け継がれる「名電DNA」の輝き 篠塚大登×谷垣佑真 10年目の絆

卓球王国2025年5月号掲載

愛工大名電中、愛工大名電高、そして愛知工業大と青春時代を共にし、研鑽を重ねている篠塚大登と谷垣佑真。
1月の全日本選手権では互いに自己最高位まで進み、「優勝」の二文字も見えてきた。
仲間であり、ライバルでもあるふたりは、照れ合いながらも本音をぶつけた。
「名電DNA」を受け継ぐ勇者。その絆は間もなく10年目を迎える。

Interview by

中川 学Manabu Nakagawa

「小さいところを意識することで、試合の入り方が良くなった」(谷垣)
「ミスしてもいいから攻めるプレーをやり続けようと決意していた」(篠塚)

 2021年の富山インターハイ。学校対抗とダブルスで優勝し、シングルスの準決勝で対戦した篠塚大登と谷垣佑真。この試合で篠塚を3―1で下した谷垣は3冠王に輝いた。
 あれから4年、ふたりは全日本選手権の準決勝で顔を合わせ、篠塚が谷垣を4―1で破り、初の決勝進出を果たした。
 ライバル意識も強く、ピリピリした部分もあった高校時代を経て、大学生になってからは、心からお互いを称え合える存在になっていった。

●――1月の全日本選手権では篠塚選手が2位、谷垣選手が3位と一緒に表彰台に立ちました。全日本についてはどのように感じていますか?
谷垣佑真(以下・谷垣) 前回の全日本では2回戦で負けて、それ以外の大会でもうまくいきませんでした。自分の中で普段の練習でも試合前の調整でも、何をすれば良くなるのかと、昨年度は自問自答の1年でした。
 去年の秋頃から、日本リーグなどで強い選手にも勝てるようになったりして、調子が上がっていきました。その要因を考えてみると、試合の何時間前に起きて準備するとか、朝食をしっかり取って、食べる物にも気をつけるとか、そういう小さいところを意識することで、試合の入り方が良くなっていくのを実感していました。

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